◇平成28年度 日韓スカウト交歓計画 参加報告書
2017/1/7~9にボーイスカウト隊の宮﨑陽香さんが愛知代表として「平成28年度 日韓スカウト交歓計画」に参加しました。
その時の報告書を受け取りました。
貴重な体験を通し、お互いの国の相違点を発見できたのではないのでしょうか?
この体験を生かして今後の活躍を期待します。
平成28年度 日韓スカウト交歓計画 参加報告書
作成者 みよし第2団 宮﨑 陽香
1.テーマ
「よりよき理解・明るい世界」
~Better Understanding,Brighter World~
2.目的
・日韓両国のスカウトの交流を通して相互理解を深め、更なる良好な関係を計る
・韓国の歴史・文化・社会を知る
・韓国の中高生年代との交流を通し、若者の文化や考え方を知る
3.目標
① 韓国スカウトと友達になる
② 「弥栄」を韓国語では何と言うかを知る
③ 日本と韓国の文化(食べ物・スポーツ・服)について知る
4.期間
1月7日(土)~9日(月)
5.会場
福岡県宗像市 グローバルアリーナ
6.参加者
・韓国参加者 指導者4名 スカウト36名
・日本参加者 指導者31名 スカウト46名
7.行動の記録
<交流プログラム 1日目>
・集合場所の博多駅からグローバルアリーナへの移動中、バスの中でチーフが配られました。そのチーフは名誉と歴史のある、日本の代表者がつけるというチーフでした。それまでの緊張感がさらに高まり、より愛知県代表という自覚と誇りをもちました。
・開会式の会場には、先に韓国スカウトが待っており、私たちが来ると「こんにちは」と日本語で挨拶してくれました。とても嬉しく思いました。
・開会式の基調講演では、この交流プログラムを受ける心構えについて話していただきました。その中繰り返し強調されていたのは「君たちは将来を担っている」ということでした。3日間、お互いの素敵なところをたくさん見つけようと決めました。
・アイスブレークでは1枚の紙にそれぞれの手と名前を書き、英語で自己紹介をしました。最初はぎこちなかったのですが、いくつかのゲームをするうちにお互いの名前を呼び合って笑いあえるくらいすっかり緊張が解けていました。
・9グループに分けられ、私はGroup1の一員になり、班活動で両国の「食事」について話し合いをしました。「箸を使ってご飯を食べること」は同じでしたが、「もう片方の手で食器は持たない」など近い国でも違いはたくさんありました。
・韓国では、ご飯を食べるときにお茶は飲まずコーラなどを飲むことがあると
教えてくれました。
・夕食会はお互いの国で流行しているダンスを披露しました。韓国のスカウトはPPAPを踊ったり、初めて見るダンスにも盛り上がってくれて、音楽やダンスは国や言葉は関係なく楽しめるのだなと実感しました。とても楽しい時間で終わるのが惜しかったです。
<交流プログラム 2日目>
・日韓両国のスカウト活動について話し合いまとめ、グループごとに発表しました。
Group1では、
・日本と韓国のスカウト制度の違い
・各都道府県、国の特徴的なスカウト活動
・古くからある両国のゲーム
・両国の関係を将来どうしていきたいか
について話し合いました。
<交流プログラム 3日目>
・レクリエーションでは、日本スカウトで考えた「震源地ゲーム」、「じゃんけん列車」をしました。韓国スカウトは踊りを披露してくれました。ゲームは皆で盛り上がり大成功しました。
・これからどうやってお互いに仲良くしていくかを、グループごとに考え、発表しました。普段から、パソコンや携帯で連絡を取り合うという意見が多く出ました。また、私達は、次に開催される世界スカウトジャンボリーで会おう!と固く誓いました。
・最後のアイスブレークとして測量やキムスゲームをし、さらにグループ内の中が深まりました。そして、より別れるのが辛くなりました。
8.目標についての結果
① 簡単な英語や韓国語で積極的に話しかけた。
同じ部屋になったスカウト達に用意していた名刺を配った。
特に仲良くなったスカウトとはアドレスを交換し、これからも連絡を取り合うことを約束した。
② 韓国では、「弥栄」とは言わない。「おめでとう」と言い、拍手をする。
③ ・朝から毎日違う種類のキムチを食べ、日本と同じように箸を使い、ご飯もお餅も食べる。韓国の料理は日本人にも知られているものが多い。
・お祝いごとのあるときには、チマチョゴリを着ること
がある。しかし、一家に1着持っている家は少ない。
・昔からあるスポーツとしてテコンドーなどがある。
・日本の「だるまさんが転んだ」というゲームと同じ
ルールで、韓国には「(国家の)花が咲いた」という
ゲームや、じゃんけんがある。
9.日韓スカウト交歓計画を通して
日本と韓国は近くていろいろなことが似ている中、違うこともたくさん見つけました。3日間過ごす中で一緒に寝て、食べて、活動していくうちに、はじめの目標にもあった友達をたくさんつくることができました。どんどん仲良くなり、1日目には思ってなかったくらい時間が経つのはあっという間で楽しく、もっと皆と一緒に過ごしたいと思いました。私は英語も韓国語も上手には喋れませんでしたが、いくつか新しい単語や言葉を知ることができました。これから勉強を頑張って、ジャンボリーで会った時にはすらすら喋れるようにしたいです。
このプログラムに参加できて、国内とは思えないほど新鮮でかけがえのない経験ができました。ぜひ、同じ団の人にも韓国の魅力を伝えたいです。
最後に、何か月も前から計画をし、皆をまとめ盛り上げて下さった方に感謝したいです。ありがとうございました。